金庫のカギを度々なくす社長

広島県出身の私は、小学生のころから「外国語」に強い興味を持っていました。そのため、田舎であまり英会話教室など無いような地域に住んでいたにも関わらず、両親に何とかお願いして市街地の英語を本格的に学べる教室に入れてもらい、ずっと勉強し続けてきました。
小学生と言えば、多くの子供たちが様々なことに興味を持つ年代です。私のクラスの友人たちもそうでしたが、言ってしまうと「色々な習い事をつまみ食い」するようにして体験し、自分に合った方向性を見つけていく時期だと思います。ですが私の場合、先にご紹介したように両親に市街地にある英会話教室に入れてくれるようにお願いした後は、ずっとそこに通い続けました。

どうやら私はあまり多くのことに興味を持つタイプでは無く、一つのジャンルを突き詰めて習得していくような、どこか「職人的」な性格をしていたようです。色々な習い事を転々とする友だちの話を聞いても、「大変だなぁ」と感じることはあっても「羨ましい」とは思わなかった記憶があります。
結局この外国語=英語の習い事が長じ、大学は専門の学部に通うことになり、就職も長年勉強してきた語学スキルを活かして貿易関係の会社に入ったのです。

ちなみに私が入社した会社は、従業員数60人前後と中小企業の規模でしたが、社長が人格者で社員から慕われており、非常に良好な人間関係を維持しています。この社長、実は金庫のカギを度々無くして社員総出で捜索するということが年に2・3回あるのですが、日ごろの人徳があってか、社員からはあまり文句を言われることがありません。
私もこの方の人柄は高く評価している人間の一人です。確かに四半期に一度くらいのペースで金庫のカギを紛失するのは困りものですが、その後の社員へのフォローはしっかりしており、どこか憎めない性格をしているのです。

参考:金庫のカギを失くした飲食店の金庫の鍵開け

参考:貸金庫・年中無休で出し入れ自由!|国立倉庫株式会社
参考:貸金庫 | 便利なサービス | 個人のお客さま | 瀬戸信用金庫